別所温泉の泉質と効能 〜美肌から健康増進へ〜
温泉ならどこでも同じような効能なのでは・・と思っておられる方が多いのではないでしょうか。
しかし温泉を分類するpH(ピーエイチまたはペーハー=お湯の湧き出し時の水素イオンの濃度)ではさまざまな泉質に分けられます。
その中でも別所温泉の泉質は皮脂を溶かして古い角質層を軟化させ、その効用で肌がすべすべになるという弱アルカリ性です。
温泉に入ってリラックスしながら肌美人になりましょう!
別所温泉
美肌の秘密「弱アルカリ性の別所温泉」
酸性のお湯は殺菌力があるため、皮膚病等に良いようです。アトピーにも効果があるようです。しかし肌には刺激が強いので注意が必要です。
また飲用には向きません。
皮脂を溶かして古い角質層を軟化させ、その効用で肌がすべすべになったり、毛穴の汚れをとったりメラニンを分解したりすることによる“美肌効果”が科学的に認められています。
地下から湧き出している温泉水は「還元性」です。還元性は美白や疲労回復、老化防止に効果があるとされています。
また湯船に到達するまで、できるだけ肌を空気にふれさせず「酸化」させないことも重要です。
別所温泉の泉質と適応性
- 泉質:単純硫黄温泉(低張性アルカリ性高温泉)
- 泉温:50.6℃
- 一般適応性:神経痛、筋肉痛、五十肩、運動麻痺、間接のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔病、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進
- 利用別適応性:浴用/慢性皮膚病、慢性婦人病、きりきず、糖尿病。 飲用/糖尿病、痛風、便秘
温泉を飲んで体の中から健康に
3ヶ所の外湯の近くには飲用専用の「飲泉塔」があります。
適量を上手に飲んで体の中から活性化しましょう!
- 温泉飲用の1回の量は一般に100〜150ml程度とし、その1日の量は200〜500mlまでにしましょう。
- 食前30分~1時間がよいようです。
- 夕食後から就寝前の飲用はなるべく避けましょう。
- 15歳以下の方は原則的に飲用は避けてください。
別所温泉
足を温めて散策の疲労回復
別所温泉には2ヶ所の足湯(無料)があります。
観光の途中で足を温めて疲れを癒すことができます。
※足湯大湯薬師の湯は12月〜3月までの冬期間は休業になります。
(番外)温泉を利用した洗い場
別所温泉には温泉を利用した洗い場(洗濯場)が区内に14ヶ所あります。
恐らく全国でも洗濯専用の洗い場があるのは別所温泉だけではないでしょうか。
昔はまだ洗濯機などがなく、洗濯板と固形の洗濯用石けんで洗っていたころは多くの主婦で賑わっていました。
現在では利用者はかなり減ってしまいましたが根強いファンがおり、毎日利用されています。